家の印象は「庭」で決まる!
季節を感じる庭づくり。
庭のある暮らしを楽しみませんか。
(Mさん、旦那さん、娘さん)。
家族の希望を叶える庭を手がけたのは、GARDENS GARDENのオーナーデザイナー・宮本里美さん。
庭づくりに至るまでの宮本さんとの意外なコミュニケーション方法や、
GARDENS GARDENが大切にしている「庭育」についてお写真を交えてご紹介します。
宮本さん
「キッチンガーデンがあると、植物や自然がより身近になりますよね。ハーブは成長が早いので『勿体なくて使わない』というよりは、どんどん収穫して使った方が良いです。
日常的に植物や自然に触れる経験が子どもの五感を磨いてくれるし、自分で育てたものを自分の手で収穫して食べることって幸せですよね。キッチンガーデンでは、そうした“小さな幸せ”をたくさん見つけてもらいたいです」
家族を見つめるように庭を見る。植物のお手入れポイント
こんな庭にしたいというイメージを大切にしながら、少しずつ育てていくのが庭づくりの醍醐味。庭づくりのプランニングや植物の手入れ方法について、宮本さんに伺いました。
宮本さん
「まずは、植物をちゃんと見てあげること。見るだけでいいんです。家族と同じで視線を注ぐことで、植物の声が分かるようになります。毎日の暮らしの中の、ほんの少しの時間で構いません。
お手入れは、春夏なら水をたっぷりあげること。特に最初の1年が肝心で、最初の夏を越せたらあとは自然に任せて大丈夫です。水が足りていなかったら植物の根っこが水分を探します。水をあげると土の中で空気と一緒に吸収して、成長します。あまり水をあげすぎると、根っこに空気が入らなくなって根腐れして調子が悪くなるので、『乾かす→水をあげる』の繰り返しを意識しましょう。
毎日庭を見ていると、植物の葉の先がしょんぼりしていたら水が欲しいのかな、と感じるようになります。葉のついていない枝は、少し力をかけてみてぽきっと折れたら枯れているので取ってしまいましょう。折れなかったら生きているので残してあげてください。
葉の色が茶色に変わるのは、調子が悪く植物がその葉を落としたいから。次の葉が出てくる準備はもうできているはずなので、人間がそれを手伝って葉を落としてあげましょう」
庭は、その家の「顔」になります。庭構えがいいと家も素敵に見えますし、インテリアとしても彩りを添えてくれます。庭で摘んだ植物をテーブルに飾るだけで優しい気持ちになるのではないでしょうか。
植物や自然を身近に感じ、植物と会話するように手入れをすることで、日々の暮らしの中での“小さな幸せ”をたくさん発見できそうです。
家族を見るように草木を見つめながら、豊かな毎日をすごせたらいいですね。