家の印象は「庭」で決まる!
季節を感じる庭づくり。
庭のある暮らしを楽しみませんか。
(Mさん、旦那さん、娘さん)。
家族の希望を叶える庭を手がけたのは、GARDENS GARDENのオーナーデザイナー・宮本里美さん。
庭づくりに至るまでの宮本さんとの意外なコミュニケーション方法や、
GARDENS GARDENが大切にしている「庭育」についてお写真を交えてご紹介します。
「家」と「庭」で「家庭」。
自然との調和が豊かな暮らしを生む
「今日、Mさんのお宅に来てみて、庭の植物にちゃんと手を掛けてくれていることが分かってとても嬉しくなりました」
そう語るのは、GARDENS GARDENのオーナーデザイナーである宮本里美さん。Mさんも「そう言ってもらえるとほっとします」と胸をなでおろしていました。
というのも、Mさんは庭のある家に暮らすのが今回初めて。植物の世話がうまくできるか心配だったそうです。
Mさんご一家は2021年、建築家による注文住宅を都内に建て、そこでの暮らしをスタートさせました。アートが好きなご夫妻の趣味を反映させ、建築家は「ギャラリーハウス」というコンセプトで家を設計。
完成した家は、入ってすぐにギャラリースペースが設けられ、多数のアート作品が飾られています。
宮本さんが手がけた庭は、このギャラリースペースに面しており、大好きなアート作品を鑑賞しながら庭に植えられた草木を楽しむことができます。
好きな本や幼少期の思い出…
庭づくりのインスピレーションは意外な所から
Mさん
「家を建てたこの地域は“緑化地域”だと土地を買うときに説明を受けました。広さに比例した分量の草木を植えないといけないんです。このあたり一帯は緑が多く、都内とは思えないほど自然が多くて気持ちが良いのですが、我が家は広さ的に庭をつくることはできないだろうなと、最初は思っていました。できてもちょっと木を植えるくらいなのかな、と。家ができ始めた頃に、庭をどうするかという話になって、“せっかく植物を植えるならそれを楽しみたい”と思いました。GARDENS GARDENさんのことは家を建てる前、モデルハウスに行ったときに知って、おしゃれな庭をつくるんだなという第一印象を抱きました。インスタグラムも拝見していて、素敵だなあと思っていたんです」
宮本さん
「ありがとうございます。GARDENS GARDENには、4つのコンセプトがあります。『お家をもっと素敵に』『暮らしを彩る』『植物と暮らす』そして『庭育(にわいく)』です。ただ家に住むのではなく『庭のある暮らしを楽しむ』。そのような庭づくりのために、お客様へのヒアリングでは、庭でどんなことをしたいか?といった質問だけでなく、小さな頃の思い出や、好きな本や絵、国までお聞きしています」
Mさん
「私は庭のある家で暮らした経験がなかったので、手入れのしやすさや、落葉や虫は避けたいといった基本的なことをお伝えしたのですが、加えて趣味・趣向にまで話が及んだのには驚きました」
細やかなヒアリングによって完成した庭がこちら。洗練された雰囲気を大切にしたいMさんご一家のイメージが見事に形となりました。
Mさんとは対照的に、旦那さんは子どもの頃に庭のある家で育ったとのこと。この家に越してきてからは毎日こまめに庭の手入れをしているそうです。
旦那さん
「仕事から帰ってきて、30分ほどでしょうか。ちょっとした手入れをします。色が変わった葉をとったりするのは、ほっとする時間です」
Mさん
「私も、仕事に行く前に水を撒くとか、できるだけお世話をしていますが、夫の方が丁寧でポイントを押さえているかもしれません。娘にも庭で遊んだ記憶を作ってあげられたらいいなと思います。大人になってもずっと残る素敵な記憶ですよね」
おふたりのお話を聞いていても、「大掛かりな庭仕事」という印象は受けず、日々の暮らしの中に、庭へ手を加える時間が溶け込んでいるように感じられました。