植物に興味がないと言っていた主人が、
ある日お花の鉢植えを買ってきました
奈良県にご夫婦と2才のお子様でお住まいのU様。
もともとお庭に興味はなかったようですが・・・
要望は「とにかくローメンテナンスで」
「提案されるまで、正直『お庭はこうしたい』と
明確に考えていませんでした。」とお話しするUさん。
「考えていないというより、特にイメージがなく、
不安に思う事や疑問に思う事がない状態でしたが、
子供が3歳になったら共働きをする予定なので、
とにかくローメンテナンスということだけ要望しました。」
おうちと周りの環境に調和した提案プラン
「初めて提案されたプランを見た時、
主人と二人で驚いたのを今でも覚えています。
私たちが勝手にイメージしていた、
典型的なお庭ではありませんでした。
ありきたりな外構・お庭ではなく
おうちと周りの環境に調和したデザイン。
これがお庭をデザインするという事なんだと感じました。
完成したお庭は、おうちの雰囲気とも合っていて
近所の方にもとても好評です。
特に石積みのガビオンはかっこいい!と、とても褒められました。
見た目だけでなく、要望していたローメンテナンスという点も
お気に入りです。もちろんお手入れが全くない訳ではありませんが、
土のままの部分がほとんどないデザインなので
砂利や芝生の間から出てきた雑草を息子と
お庭遊びをしているときにたまに抜く程度。苦になりません。」
おうちの中で身近に感じられる自然
「家の前には公園もありますし、周りには緑も多い環境なので、
手のかからないお庭ということばかり考えていました。
全面コンクリートでもいいかなとも思っていました。
ですが、息子が芝生の上を駆け回っていたり、
虫が苦手な主人が息子と一緒に芝生にいるバッタを
眺めていたりしているのを見ていると
いままで気づくことのなかった発見もたくさんあり、
おうちの中に身近に感じられる自然がある事って
素敵なことなんだなと思うようになりました。
植物に興味がないと言っていた主人が、
ある日お花の鉢植えを買ってきたのもこのお庭がきっかけだと思います。」
庭のある暮らしの楽しみ
「今、正面にあるガビオンの陰からアイビーのつたが
にょきにょき成長しているんです。
これがもっと大きく、つたが伸びてきたらどうなるんだろう、
石を覆っちゃったら面白いかな?と想像しながら眺めています。
家の裏にある大きな桜の木とともに、
両親が記念樹として植えてくれたハナミズキとキンモクセイが成長していって
四季の移ろいを感じさせてくれるお庭になるのが楽しみです。」
撮影/Takuya Yamauchi