古代から愛されるハーブ〜コモンタイム
庭のある暮らし〜GARDENS LIFE〜をもっと楽しんでいただくために、
コモンタイムをご紹介します。
【学名】Thymus vulgaris
【属性】シソ科イブキジャコウソウ属
古代から愛されるハーブ
世界中で、私たちの暮らしに寄り添うハーブとして利用されているタイム。
その歴史は紀元前3500年頃と古く、
メソポタミアの粘土版医学書に薫香に用いられたと記載されています。
古代エジプトでは防腐効果が高いのでミイラの防腐剤に使用したり、
空気の浄化や疫病蔓延の予防に使ったりしたそう。
様々な品種があるタイムですが、コモンタイムは
枝が針金のように細く、小さな卵形の葉を付け、
初夏から夏にかけて淡紅色、白色などの小さい花を多く咲かせます。
料理に使えるハーブの代表格!
タイムは種類が多いですがお料理に向いているのは、コモンタイムとレモンタイムです。
コモンタイムは耐寒性、耐暑性に優れ、ハーブ初心者の方でも育てやすいのが特徴。
高温多湿に弱いので、枝を梅雨前に刈り取って風通しを良くしましょう。
種まき、挿し木、取り木で増やしていきます。
爽やかな香りとほろ苦い味のコモンタイムは、古くから西洋料理に欠かせない存在。
肉や魚介類、野菜など多彩な素材とよく合います。
加熱しても香りが飛ばないので、香りづけや臭み消しに利用します。
魚をコモンタイムと一緒にオリーブオイルでソテーしたものは、子供にも人気です。
ほかにも鯛やタコなどとご飯に炊き込んだり、オイルの香りづけとしたりしても〇。
お茶として飲むと風邪、インフルエンザ、気管支炎にも有効と言われています。
GARDENS GARDENは、四季を感じるお庭作りのお手伝いをしています。
庭は自然がくれた贈り物でいっぱいです。